

” 才能があり、 面白い価値観 ( 生態 ) を持つ知人や友人に恵まれている。” 私はそういう自覚があります。そんな中、「ニューガラパゴス」 は「このままでは自分が信じた才能が社会の波によって消えるのではないか」という危機感から生まれました。 本来「ガラパゴス化」は皮肉めいた意味を込められ日本のITや政治、教育にて使用されますが、ニューガラパゴスはもう少し前向きです。芸術をめざすという少し特殊な環境下でこそ培われた生態を、むしろその“少し違う”要素を武器として社会につなげることはできないのでしょうか。そしてもっと時間もお金も距離もかからず社会にアピールできる手段はないか?既存のSNSとは違う、自分たちが主体となり得る媒体を考えたとき、インターネットの世界に可能性を感じました。まずはホームページで基盤を作り、より作家主体の発表の場を設け、クリエイティブな力を必要としてくれる人や世界とつながりを築くこと。 作家はそこから仕事を自ら編み出し、社会との繋がりを築くステップとします。そしてニューガラパゴスに興味を持ってくれた人にとっては新たなアイディアや世界を覗くきっかけとなるような、双方にとってプラスになる機会を生み出すコミュニティとして機能することを目標に生まれました。


ニューガラパゴスの作家は現在2~3名と少人数ですが、今後も参加作家の拡大を図っています。現段階ではスカウトによる作家選出がメインですが、ご自身やお知り合いからのご推薦も大歓迎です。ジャンルは絵画・デザイン・写真・映像・パフォーマンス・彫刻・工芸・音楽・イラスト・漫画・文章など、考えやメッセージを持って創作を主体とされている方をお待ちしています。
ニューガラパゴスの作家となっていただいた場合、
(1)当ホームページ内で無償で作品ページを作成
(2)当ホームページ内での作品販売
(3)当ホームページ企画・発行のチラシや刊行物での記事を作成依頼
など、ご自身の制作活動にプラスになれるような活動を企画しております。
尚、ニューガラパゴスへの参加についてのご質問はお問い合わせフォームをご利用ください。



ニューガラパゴスのロゴを考えるに当たり、「Lucida」というフォントに出会いました。Lucidaは1985年に作られ、RomanとSansに加えタイポライター用やFAX用など二つ以上のスタイルがあり、バリエーションが豊富な書体です。事実Macには最初の段階でも8種類入っており、個性的な面々に驚きました。その中の「Lucida Grande」は現在MacOSXでユーザーインターフェース書体として使用され、実はMacユーザーには馴染みのある書体です。

- 左画像:Lucida Grande 右画像:Lucida Bright
今や隠れた存在感を確立しているLucidaですが、元々はレーザープリンタやディスプレイなどの低解像度環境のために作られました。登場依頼Lucidaはその時代の技術的制約に応えつつ、劣悪な環境や解像度でも堪えるように様々な経緯を経て改良されてきました。だからこそ、視認性やデザインの良さだけではない面白さを感じられます。ニューガラパゴスはこのような「特殊な環境によってからこそ生じた魅力や強さ」に共感し、Lucidaのように長く愛される存在を目指しています。